みなさんこんにちは!佐藤和音です。
昨日はハイスクールライブでしたね!
ブログもたくさん上がっていて、盛り上がってましたねええええ!
ですが実は私、昨日お休みでして…
その盛り上がりに参加できなかった!くやしい!
しかも卒業生がシュークリームを差し入れしてくれたのに食べれなかった!くやしい!
あまりの悔しさに、ピアノの鍵盤がなぜ白と黒なのかを調べました!(え。
わたくしですね、以前、
そして
という音楽の疑問をブログにてご紹介しましたが…
久々このシリーズ!第三弾!です!
ピアノという楽器は
「クラヴィコード」という鍵盤楽器が元となっています。
その「クラヴィコード」という楽器は、現在の黒い鍵盤部分が「黒檀」という黒い木、そして現在のピアノの白い鍵盤部分がそのままの木か、板をはったもので出来ていたそうです。
なのでもともと、白鍵と黒鍵は今のピアノと同じ配置だったのです。
ですが!!
使用しているうちに、白鍵部分の木が黒ずんでいき、黒鍵との区別がつきにくくなってきたことにより、白鍵部分を「象牙」という、その名もそのまま、象の牙を使用することになったのですが…
この「象牙」。当時は高級なもので、なかなか手に入らないものでした。
ピアノの鍵盤は、現在の白鍵が52個。黒鍵が36個の計88個からできていますが、象牙が希少すぎたため、数の少ない黒鍵部分に象牙、そして白鍵部分に黒檀を使用するようになったそうです。
また、白鍵部分が黒檀になることにより、演奏する女性の手がより美しく見える、という説もあったようです。
つまりここで、今とはまったく配色の逆なピアノが出来上がった訳です!
こちらは「チェンバロ」という楽器の写真ですが、
鍵盤の色が逆って…普段見慣れているのと違いすぎてなんだかそわそわしちゃう!
しかーし、ではなぜ現在はまた白と黒が逆になったのよ!という疑問。
それは、18世紀後半の産業革命やフランス革命を経て、富を持ち始めた一般の市民たちが、自らの裕福さ、をより強調するようになったため、ピアノも、より贅沢に象牙を使ったものが好まれ、自分はお金持ってまっせ!というアピールをしてたという説がございます。
うはー。うらやましいですね!笑
そしてその頃の配色が現在にも引き継がれ、鍵盤の素材が変わっても、現在の白と黒の配色になっている、ということなのですって!
ちなみに和音調べによりますと、札幌のとあるホテルには、
白鍵部分が赤いピアノがあるらしいです…「赤鍵」っていうのかな…
目がチカチカしそうですね…!
そして先ほどピアノの鍵盤は88鍵とご紹介しましたが、
「ベーゼンドルファー」という種類のピアノの中には、通常のピアノより低い音が多く作られている、92鍵盤や97鍵盤というものがあるのですよ〜!
そしてその多い部分の鍵盤は、白鍵部分も黒鍵部分も全部黒!なのです!
もはや暗いとこで見たら鍵盤どこやねん!ってなりますね!
今回は色々画像も載せたかったのですが…
気になる方は自分で調べましょう(笑)
最後にもうひとつ
ピアノという楽器の正式名称は「グラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」というのです!
なげええええ!
おぼえられねええええ!
強い音も弱い音も出せる大型のチェンバロでっせ、という意味らしいです。
その名前がいつしかフォルテピアノと略され、なぜか逆になり「ピアノフォルテ」と呼ばれるようになり、
略記も「Pf」と書くようになり、更には「ピアノ」とまで略されるようになったのです。
まるで「ピカソ」。
まるで「円周率」。
ちょっとちがうか
さあみなさん。今週一週間はピアノのことを
「グラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」
って呼んでみよう!