【9月限定連載】ジャケ買いでOwsley(オウズリー)というCDとの出会い

オウズリー(Owsley)

 

当時、Oasis(オアシス)というバンドが好きで、色んな洋楽を漁るように聞いていました。

今の時代のようにYouTube等ですぐ聞く事も出来ず、iTunes他各種の配信サービスもありませんでした。

とにかく中古CDショップを周り、店内のCDというCDをずっと見ていたのです。

もちろん中古CDショップなので視聴コーナーがあるわけでなく、今では死語かもしれない、【ジャケ買い】という、CDのジャケットのデザインや、帯に書いてある情報だけでアーティストを選び、買っていたのです。

 

当然、【ジャケ買い】ですので、収録されている音楽なんてわかんない。ジャンルすらもわかんない。どういうアーティストなのかもわかんない。わかんないまま、CDプレーヤーにCDを突っ込んで、初めて音楽が分かるんです。そのワクワクを楽しんでいたのかもしれませんね。聞きたかった音楽性じゃなかったりすると、もうがっかりしちゃんです。お金がないのに【ジャケ買い】で買ってしまった。音楽が自分にハマんなかった。あ~残念。。という気持ちですね。「アタリ」「ハズレ」を楽しんでいたように今となっては思います。

 

その中で、見つけたのが、Owsley(オウズリー)というCDでした。

何処かの部屋で、赤い服来てギター?を抱えながら超ジャンプをしている後ろ姿のジャケット。

これを見た当時の私は、

「なんてエモーショナルなんだろう!」

と感じとり、迷わず【ジャケ買い】をしたのです。金額忘れました。そんなに高くなかったと思います。

 

もうね、帰り道はワクワクなのですよ。期待のほうが上回っちゃって。「絶対ハズレじゃない!」って自分自身に言い聞かせてました。

家に帰って聞いたみたCDの1曲目「お願いレイディオ(Oh No The Radio)」からもう超かっこよくて!

どストライク!!!!!!!!!!って気持ちでした。

こんなバンド見つけちゃった!すごい!こんなバンドやってみたい!!

と興奮しながらCDを何回も聞いていたのを覚えています。

 

ここから私はどんどん洋楽ロックにのめりこんでいったのです。

キャッチーなメロディと、ギターサウンドと曲のバリエーション、世界観が頭から離れないままです。

英語分からないので、何言ってるか分からないのですが、それでも楽しめるって音楽すごいですね。

 

 

つい最近ですが、久しぶりに聞きたいな~と思ったのですが、なんとバンド名を思い出せず。

ジャケットのインパクトだけしか覚えていなかったので、自宅でCDを探してみたのですが何故か見つからず。。

なんだったかな~と思ってネットで色々調べたんです。

エモーショナル、ロック、ギター、赤い服、ジャンプなど幅広く調べあげてようやく思い出せました。

バンド名忘れる程の記憶か~と思うとちょっと残念でした。

調べていたら分かった事なのですが、Will Owsleyさん、亡くなっていました。すごく残念な気持ちになりました。

 

ようやくバンド名思い出したので、YouTubeで調べたのですがアップされてる動画が少なかったです。

iTunesかな~やっぱり。

 

 

 

【ジャケ買い】という、ジャケットだけの情報でアーティストを見つけて、偶然彼の音楽を聞く事は出来たあの日。ですが、彼から生み出される音楽は残念ながらもう聞く事は出来ない。

アーティストの音楽性、生き様を受け継ぐ!という気持ちではないけれど、音楽を演奏したり、自分自身の音楽を生み出したりする事。そしてその音楽を聞いて楽しむという事は、今も変わりがないですね。

 

改めて聞いてみたのですが、やっぱりかっこいいな~って思うサウンドなのです。

もう一回自宅を探してみて、当時【ジャケ買い】で買ったCDを見つけたいなって思いました。

 

でも今見つからなかったら、やっぱりiTunesかな~。

時代ですね!

 

ありがとうございました。