😊SHOW!の過去ブログで人気の記事を再掲載(2021年8月25日)😊
近年、中学校でダンスの授業が必修となったことや、YouTubeやSNSでダンス動画がアップされていることなどにより、ダンスがより身近なものとなりました。
ダンス需要が高まり、ダンサーを目指す人が増えています。
しかし「ダンサーになるために必要な資格や能力はある?」「何から始めればいいかわからない」「どんな働き方をしているの?」といった疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
この記事では専門学校「SHOW!」在学中の筆者が業界事情を調べ、ダンサーの仕事内容や向いている人、ダンサーになる方法や働き方、収入などについて解説します。
《目次》
ダンサーの仕事内容
ダンサーとはダンスを職業としている人のこと。
イベントや舞台、コンサートなどさまざまな場所で自分の身体を使ったパフォーマンスやダンスステップを披露し、見ている人に感動を与える仕事です。
日々トレーニングやレッスン、トレンドの収集などを続け、技術や表現力を磨き続ける努力が求められます。
一口にダンサーと言ってもジャンルはさまざまです。
ストリート系ダンサー、モダンダンサー、ミュージカル・ショーダンサー、バレエダンサー、社交ダンサー、民族舞踊ダンサー、K-POPダンサーなどなど。
また、ダンスの種類もヒップホップ、レゲエ、ブレイク、ロックなど多岐にわたります。
各ダンサーごとに自分の専門・得意とするジャンルがあり、日々ダンスの腕を磨いています。
ダンサーの仕事内容
ダンサーの仕事内容は多種多様。
たとえばアーティストのバックダンサーの場合、コンサートだけでなくテレビやCM、PVやMV、舞台などさまざまな現場で活躍します。
振付師としてアーティストのダンスの振り付けを担当したりダンスを教えたりする仕事もメジャーです。
最近では、バーチャルキャラクターやVTuberの“中の人”であるバーチャルダンサーとしての仕事も登場しています。
今後も仕事内容がさらに多様化していくことが予想されます。
会社員のように出勤時間や担当業務があるわけではないので、出演するイベントや依頼によって仕事内容やスケジュールが異なります。
ダンサーに向いている人や必要な能力
ダンサーは曲に合わせてリズムを取って身体で表現し、見ている人を楽しませる職業。
そのため、音楽・ダンスが好きな人や他人を喜ばせるのが好きな人はダンサーに向いていると思います。
また、ダンサーは身体が資本なので病気や怪我を未然に防いで自己管理ができる人、現場ごとに臨機応変に対応できる人、コミュニケーションを大切にできる人、向上心のある人もダンサー向きです。
ダンサーに必要な能力としては、リズム感や身体能力、振り付けを早く覚える記憶力、難しい動きにもすぐに対応できる俊敏さなどが挙げられます。
ダンサーになる方法
ダンサーになるために必要な免許・資格などは特にありません。
練習を重ねてダンスを習得し、自分がダンサーだと名乗ればダンサーになれます。
応援や劇団のオーディションに参加したり、仕事を割り振ってくれるプロダクションと契約を結んだりしてダンサーとして活動することになります。
ダンスの練習・トレーニングを積み重ね、習慣を身につけた先にダンサーとしての道が広がっています。
ダンスの習得は独学でも不可能ではありませんが、基礎からしっかりとレッスンを積み重ねるなら、専門学校やスクールでプロの指導を受けるのがおすすめです。
スクール・専門学校に通う
ダンサーになるには、体の動かし方やダンスのステップといった基礎から学び、表現力や個性を磨いていく必要があります。
ダンサーとしてのスキルや知識を習得するために、ダンススクールや専門学校でプロによるレッスンを受ける人が多いです。
独学だと、プロから教わった人と比較して技術面や精神面で差が出やすい…なんてことも。
プロから学ぶことで上達までの近道やノウハウ、エンタメ業界の事情などが分かるようになりますよ。
多ジャンルのダンスを学べるスクールやストリート要素が強いダンスが中心のスクールなど、学校ごとにいろんな特色があります。
自分がどんなダンサーになりたいのか、どのようなダンスを身につけたいのかを考えて選びましょう。
ダンススクールや専門学校に通うと、卒業時にダンサーの仕事や就職先を紹介してもらえるというメリットもあります。
ダンスの練習やトレーニングをする
ダンスの基本であるバレエの世界では「1日休むと元の状態を取り戻すのに1週間はかかる」と言われているほど、ダンサーにとって日々の練習・トレーニングの積み重ねが重要。
仕事がない日や忙しい日々のなかでも、時間を確保してレッスンを続けていく必要があります。
基本的なダンスはもちろん、長時間のパフォーマンスでもバテないように、体力作りや筋力トレーニング、食事の管理なども必要です。
身体を思い通りに動かしてキレのあるダンスができるように、体幹トレーニングやアイソレーションも行います。
また表現の幅を広げていろんなジャンルを踊るために、自分の得意ジャンル以外にも挑戦し、表現方法や魅せ方、求められる動きを習得していく必要があります。
「一人じゃなかなか頑張れない」という方は、スクールの学生と一緒に練習したり、ダンス動画をSNSに掲載して他人に見てもらったりするとモチベーションを保てるかもしれませんよ。
ダンサーとしての習慣を身につける
流行やニーズの移り変わりが早いダンス業界では、常に新たな表現方法や技術が求められます。
トレンドをキャッチして研究し、常に新しいダンスを取り入れられる習慣を身につけてください。
また仕事の幅を広げるために、そして新たな人脈につなげるためには、世の中に溢れるいろんな人のダンスや音楽を見聞きすることが大切。
自分の興味関心の枠に囚われず、多種多様なジャンルのエンターテイメントを吸収する習慣も身につけておくといいでしょう。
ほかにも、自分の身体の状態に目を向けて健康を保つことや、時間や約束を守って信頼につなげることも身につけておくべきダンサーの習慣です。
海外留学する
活躍しているダンサーのなかには、アメリカのニューヨークやロサンゼルス、韓国といったダンスの本場へ留学した経験のある方が多いです。
ダンサーになるために海外留学が必須というわけではありませんが、海外の有名ダンサーやインストラクターから指導を受けることはダンスレベルを向上させる良い経験になります。
また、ダンスを仕事にしている・仕事にしたい世界中の人々と触れ合ったり、本場のエンタテイメントを目にしたりすることで刺激になり、表現力やダンサーとしての意識も向上するはずです。
ダンサーのお仕事事情!主な4つの働き方と収入について
プロダクション・事務所や劇団に所属するダンサーだけでなく、フリーランスで働くダンサーも多いです。
一般的に仕事を獲得するためにはオーディションを受けなければならず、実力主義の厳しい世界。
ダンサーのほとんどがインストラクターや振付師、その他ダンスに関わる仕事を兼務しています。
ダンサーの収入は、仕事内容や依頼状況によってさまざま。
収入が0円の人から億単位を稼いでいる人もいるため平均を出すことは難しいですが、ここでは主な働き方と目安となる収入について解説します。
プロダクション所属のダンサー・バックダンサーとして働く
ダンサープロダクションや芸能プロダクションのダンサー部門などに所属する働き方では、プロダクションを通して仕事やオーディションの紹介、マネジメントをしてもらうことができます。
一般には公表されないプロダクション所属のダンサーのみを対象とした仕事がある点がメリット。
自分が活躍したい分野の仕事に強いプロダクションを選ぶと良いでしょう。
給料は月給制または歩合制となっており、所属するプロダクションによって契約内容が異なります。
オーディションに合格し、バックダンサーとして仕事する場合の報酬の目安は日給6,000円~1万円。
ツアーごとの契約も多く、金額はさまざまです。
有名アーティストのバックダンサーだと、リハーサル代1万円、1コンサート3万円など金額が高くなる傾向にあります。
劇団やバレエ団のダンサー・ミュージカルダンサーとして働く
踊り・歌・演技の総合芸術に挑戦したい方や専門的な分野のダンサーを目指す方は、劇団やバレエ団に所属するのがおすすめ。
入団テストを受けて合格すれば、団員として活動できるようになります。
劇団やバレエ団ではショーやミュージカルの公演期間のギャラのみ発生するケースが多いです。
主役以外のダンサーは一度の公演で合計100万円程度が相場。
稽古の時間は無給状態となることに留意しましょう。
劇団やバレエ団などに所属していると、生活費やレッスン費、必要なものを支援してくれる無償スポンサー(通称「タニマチ」)がつくことも。
ダンサーとしての活動をサポートしてもらえるかもしれません。
ダンサーのお仕事事情!主な4つの働き方と収入について
個人で活動していける力がついたら、特定の団体やプロダクションに所属せず、フリーのダンサーとして働く選択肢もあります。
仕事内容はダンサーやアーティストのバックダンサー、プロデュース、振付師やインストラクターなどさまざま。
報酬は完全歩合制で、1ステージごとに収入を得ます。
金額は知名度や実力によって大きな差が出ますが、1ステージあたり3万円程度が相場。
日本最大級のストリートダンスコンテスト「ダンスディライト」などの大会で優勝したり、YouTubeやInstagramといったSNSでダンスを発信したりして知名度を上げていく方が多いです。
フリーダンサーは指名で依頼をもらうか、一般募集のオーディションに合格して仕事を獲得します。
安定して長く仕事を続けるためには、ある程度の人脈や経験、自己管理能力がないと難しいと思います。
ダンス講師・インストラクターや振付師として働く
ダンサーは講師やインストラクター、振付師の仕事を掛け持ちしている方が多いです。
ダンス講師・インストラクターとしての働き方は、スクールや専門学校の専属講師、フィットネスクラブやスポーツジムのダンスレッスン講師、プライベートレッスンの講師などさまざま。
経験を積んで生徒をたくさん集められるようになれば、独立してダンススクールを開業することも可能です。
他人にダンスを教える仕事なので、ダンスの技術だけでなく人柄や知識、指導力や分析力も求められます。
講師としてのスキルを身につけるために、ダンスインストラクターの養成講座などを受けるとよいかもしれません。
ダンス講師・インストラクターの報酬は、固定給の場合は時給3,000円〜1万円、月給10万円〜30万円が相場。
歩合給の場合は1レッスン3,000円~15,000円が目安です。
振付師は、アーティストのダンスやフラッシュモブ、CMの振り付けなどを考案・指導します。
振付師の報酬は、1曲あたり数万円〜数百万円と幅が大きいです。
未経験からダンサーを目指す方法
ライバルが多く、踊るだけで収入を安定させることは難しいダンサーという職業。
一部の有名ダンサーを除けば、講師・インストラクターや別の仕事を掛け持ちしているダンサーも少なくありません。
先述の4つの働き方以外にも、次のようなダンスに関連する働き方があります。
● ダンスバトルやコンテストで賞金を稼ぐ
● ダンスバトルやコンテストで審査員を務める
● オーナーとしてダンススタジオを運営する
● ダンスイベントを企画する
● ダンスを動画で発信・指導する(YouTuberなど)
● ディズニーランドやUSJといったテーマパークのパレードやショーに出演する
SHOW!生や先生に聞いてみた!専門学校でダンサーを目指す道
最後に、プロのダンス講師による指導を行っている当校「SHOW!」の学生や講師の方々に、ダンサーを目指すにあたっての疑問をぶつけてみました。
未経験からダンサーを目指す方法
Q.ダンサー志望の方の中で、未経験の方はどれくらいの割合ですか?
A.半分が未経験です。
残りの半分はスクールや部活でダンスをやっていた経験者になります。
Q.未経験からでもダンサーを目指せますか?
A.負けず嫌いな精神で経験者よりも練習すれば追い越せますし、もちろんダンサーも目指せます!
Q.上達が早い人に共通していることがあれば教えてください。
A.人一倍練習をしていて、先生の動きを盗むのが早いこと。
Q.専門学校へ通うメリットは何ですか?
A.情報がたくさんもらえること。
また、同じ夢をもった仲間と一緒に励ましあい、頑張れる点もメリットです。
初心者でもイチから夢に近づける環境があります。
ダンサーの進路について
Q.卒業後の選択肢としては何がありますか?また、卒業生の進路の割合も教えてください。
A.プロダンサー以外にも、インストラクターとして教える道を選ぶ人や、振付師として自分が考えた振り付けを世の中に広める職業をとる人もいます。
卒業生の半分以上は専門学校で学んだダンスを生かす仕事に就いていますよ。
Q.進路サポートの体制はありますか?
A.オーディションやダンス業界の就職先を含め、学校が持っているコネクションをたくさん紹介してもらえます。
入学した当初から卒業まで、学生それぞれの夢に向かったサポートをしてくれています。
まとめ
ダンサーを目指している方に向けて、ダンサーの仕事内容や働き方、収入面などについてご紹介しました。
日本国内でもさまざまなダンス関連の仕事がありますが、海外で活躍するダンサーもいます。
ダンサーとしての生活や選択肢は多岐にわたりますので、ダンサー以外の働き方やそれぞれの特徴にも目を向けてみてください。
「ダンスをこれから始めてみたい」「ダンスをもっと極めたい」という方は、専門学校やスクールに通うのがおすすめ。
私が在学しているSHOW!には「ダンス科」があり、著名ダンサーによる指導やプロデビューのサポートが行われています。
LINEでの質問受付やオフライン/オンラインのオープンキャンパスも実施されていますので、気になる方はぜひ参加してみてください!
😊SHOW!の過去ブログで人気の記事を再掲載(2021年8月25日)😊
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