ミュージシャン科、山崎です。
今日は少し音楽理論について触れようと思います。
まず音楽理論は「規則」とか「ルール」ではなく、「人に音楽を心地よく聴いてもらうための技」と考えると親しみやすくなります。
趣味で音楽を作ったり演奏していく上では特に必要ないかもしれません。思ったままに、感覚で音楽を奏でる。それで良いと思います。
ですが、より多くの人の共感を得たい、クオリティーの高い音楽を追及したいと思った時にこの「技」が大きく影響してきます。
音楽を仕事にするならなおさら必要な「技」と言えるでしょう。
「演奏」「作曲」「アレンジ」
どれにおいても重要な知識です。
音があっていない、音がぶつかって濁っている、という音楽は多くの人に受け入れられるでしょうか?
自己満足の音楽ならそれでもいいですが、人に伝わりやすい音楽とは言えず仕事にはなりませんよね。
メロディー、ハーモニー、そこに様々な楽器のアレンジ。自分がどのセクションであれ、他のセクションと音がぶつからないようにする。その中で自分の音楽を表現していくことが大事です。
はじめはピンとこなかったり、基本的なところしか勉強しないと逆に理論を意識しすぎて頭でっかちな音楽になったり….
しかし学べば学ぶほど、音楽の自由さ・楽しさがみえきて世界が広がります!
音楽理論のとらえ方、解釈の仕方は様々で理論書の表現方法も様々。勉強する際は何冊も読んで自分が親しみやすい書き方の物を選ぶと良いと思います。
授業の中ではいろんな解釈・いろいろな言葉で解説し、音を聴いたり出したりしながら学んでいます。
学生の「あーなるほど!」「そういうことか!」という言葉が同じ音楽家としてうれしい限りです^^
音楽を作ったり、演奏する内容・表現は自由に思ったまま、感じたままに。
その個性あるすばらしい音楽に、音楽理論という「技」をプラスして、聴きやすく、人に伝えやすい音楽を目指したいですね!