サウンドクリエイターになるには?仕事内容な必要なスキルなどを紹介

サウンドクリエイターになるには?仕事内容な必要なスキルなどを紹介

 

ゲームやアニメ、そしてTVやCMなどの音楽制作に欠かせない存在がサウンドクリエイターです。

近年、スマホゲームやアニメの人気が高まったことで、それらの音楽や効果音を制作するサウンドクリエイターが注目を集めています。

 

サウンドクリエイターの業務は多岐にわたるため、作曲スキル以外にもさまざまな能力が要求される点が特徴です。

そのため、サウンドクリエイターをめざす方は、効率よくスキルアップする必要があります!

 

そこで今回は、サウンドクリエイターの仕事内容やなり方、必要なスキルなどについて、サウンドクリエイター科担任の中野和音が解説いたします!

サウンドクリエイターをめざす方には、必見の内容です!!!

 

 

 

サウンドクリエイターとは

サウンドクリエイターとは、ゲームやアニメ、TV番組、CMなどの楽曲や効果音を制作する職種です。

 

おもに企業に属していることが一般的で、クライアントやプロデューサー、ディレクターから要望された楽曲や効果音を制作します。また、フリーのサウンドクリエイターの中には多くのゲームでヒット曲を生み出した方も多く、たくさんのファンがついているケースも珍しくありません。

 

なお、サウンドクリエイターは作曲も行うためコンポーザー(作曲家)やサウンドディレクターなどと呼ばれる場合もあるので覚えておいてくださいね!

 

サウンドクリエイターの仕事内容

サウンドクリエイターのおもな仕事内容は、クライアントやプロデューサー、ディレクターなどの関係者とミーティングを行って、納品物のイメージを固めた後、楽曲や効果音を作成することが一般的です。

 

また、歌もの楽曲の場合にはレコーディングを実施したり、MIDIデータの作成やミキシングを行ったりするなど、マルチに活動することが多い点もサウンドクリエイターの特徴といえます。

作曲から編曲(アレンジ)、MIDIデータの打ち込み、できあがったトラックのミックスやマスタリングまでこなすサウンドクリエイターには多くのスキルが求められます。

 

なお、ゲーム業界におけるサウンドクリエイターは、おもに効果音を作成するスタッフのことをさす場合が多いなど、業界によって仕事内容が若干異なる場合がある点についても覚えておきましょう!

 

サウンドクリエイターとコンポーザー(作曲家)の違い

サウンドクリエイターとコンポーザー(作曲家)は、同じ意味で使われることが多い言葉です。

厳密に言えば、サウンドクリエイターが楽曲や効果音など幅広く制作することに対し、コンポーザーはあくまでも作曲がメインになる点が違いといえます。

 

なお、コンポーザーについては、以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

コンポーザーとはどんな職業?作曲家との違いや仕事内容を解説

 

 

サウンドクリエイターになるにはどうすればよい?

サウンドクリエイターになるための方法は、フリーランスとして活動するか、企業に就職して働く2種類があります。

 

前者は音楽制作やレコーディング全般の知識・技術を取得し、多くの仕事や実績を上げることで新しい仕事につなげていくことが一般的です。

後者はゲーム会社や音楽制作会社などに就職し、社内で音楽や効果音などの制作を行います。

 

どちらの場合も、独学でスキルを身につけるか、音大や専門学校などで学んだ後、就職するかフリーランスとして活動することでサウンドクリエイターになれます。

また、ミュージシャンやレコーディングエンジニアとして活動していた方が、サウンドクリエイターへ転向するケースもあります。

なお、レコーディングエンジニアの詳細は以下の記事でご確認ください。

▶レコーディングエンジニアとは?なり方や必要な資格などを解説

 

サウンドクリエイターが持っていると役立つ資格

サウンドクリエイターになるために必須の資格や免許はありません。

しかし、持っているとスキルアップにつながったり、就職、転職時に有利な資格はあります。

サウンドクリエイターにおすすめの資格は、以下の通りです。

 

・MIDI検定:DTMに欠かせないMIDIの知識と技術を認定する検定

・サウンドレコーディング技術認定試験:レコーディングや音楽に関する深い知識と、技術を認定するための検定

・Pro Tools技術認定試験:世界標準のDAWであるPro ToolsのスキルをAからEランクで認定する検定

 

 

サウンドクリエイターに必要な3つのスキル

サウンドクリエイターには多くのスキルが求められますが、本章では中でも特に重要なスキルを3つ紹介します。

これら3つのスキルはサウンドクリエイターには欠かせないものなので、頑張って習得しましょう。

1.楽曲制作のスキル

サウンドクリエイターには、楽曲制作のスキルが必須です。

楽曲制作のスキルとは、音楽理論や作曲法などのスキルを活用してオリジナル楽曲やコピー楽曲の制作ができる能力や、MIDIデータを作成するDTMの知識やスキル、ミキシングやマスタリングを行うDAWの知識やスキルなどが挙げられます。

 

また、ゲームやアニメなどの風景にマッチした効果音の作成ができるスキルが求められることも多いです。

さらに、歌ものの楽曲を制作する際には、ヴォーカリストの歌声をレコーディングすることもあります。

そのためには、録音の知識や技術も必要です。

 

2.ビジネススキル

サウンドクリエイターは多くのクライアントや社内外の関係者と関わるため、コミュニケーション能力をはじめとするビジネススキルも必要です。

 

市場性や業界のトレンドをキャッチアップするためのマーケティング能力や、複数スタッフを束ねるプロジェクトを推進する場合にはマネジメントや管理スキルも必要です。

また、フリーランスで活動するサウンドクリエイターは、自分で仕事を取らなくてはいけないため、高い折衝力や提案力、プレゼン能力なども求められます。

 

ただ音楽が作れるだけでは、第一線で活躍することは難しいので、これからのサウンドクリエイターにはビジネススキルも不可欠といえます。

 

3.音楽知識と実績

サウンドクリエイターには、豊富な音楽知識と実績が必要です。

 

クライアントの多様なニーズをくみ取り形にするためには、多くのジャンルの音楽に精通しておく必要があります。普段は聞かないジャンルの楽曲はもちろん、現在のものだけでなく過去の楽曲も含め、できるだけ多くの楽曲を聞いて引き出しを増やしておきましょう!

 

また、ゲームやアニメ、映画、TV、CMの現場では、それぞれ求められるニーズが異なるので、多くの経験を積むことで、必要なことをすぐに理解できるようになります。

就職、転職時やコンペなどの際には、これまでのサウンドクリエイターとしての実績も判断材料になるので、過去の仕事の実績をポートフォリオにまとめておくことも大切です。

コンクールなどに応募したり、SNSを活用して自身の楽曲を発表したりする活動などを積極的に行っておくべきです。

 

 

サウンドクリエイターに向いている人の特徴

サウンドクリエイターに向いているのは、バンドなどミュージシャンとしての活動経験があり、音楽知識や制作経験が豊富な方です。

また、音楽制作の仕事は地味な作業が続くため、コツコツとした作業をこなせる忍耐力や、納期内に求められるクオリティで仕上げる技術力が必要です。

その際には、クライアントやプロデューサーのニーズを満たすだけでなく、トレンドや自分の個性を制作物に反映できる能力も求められます。

音楽制作の現場では多くの方と連携して仕事を行うため、サウンドクリエイターには高いコミュニケーション能力も必要です。

さらに、音楽のトレンドや機材はめまぐるしく変化するので、日々積極的に情報や技術を習得しようとする向上心がある方もサウンドクリエイターに向いているといえます!

 

 

 

サウンドクリエイターの将来性

音楽はさまざまなシーンで必要なため、今後もサウンドクリエイターが活躍できるシーンは多いはず。

CD販売が下火になったことで、ダウントレンドだと思われがちな音楽業界ですが、サブスクリプションサービスやライブ市場は非常に盛り上がっている状況です。

 

また、ゲーム業界やアニメ制作業界は人出不足なので、サウンドクリエイターの需要も高くなっています。

特にゲームはPS5やSwitchなどのゲーム専用ハード向けのものだけに留まらず、スマホやVR(メタバース)など、さまざまな領域に広がってきており、今後もさらなる需要の拡大が予想されます。

多くの実績を上げたり、ヒット楽曲を生み出したりできれば、大きな仕事につながる可能性が高くなり、年収アップも期待できます!

 

ゲームやアニメで音に関わる仕事をしたい人に最適

サウンドクリエイターは、ゲームやアニメなどのコンテンツには欠かせない音楽や効果音を制作する職種です。

仕事の内容は多岐にわたるため、多くのスキルが要求されますが、自分の楽曲や効果音が多くのユーザーに楽しんでもらえることで、高い達成感が得られる職業です。

 

けれど、サウンドクリエイターはマルチな能力が必要なので、独学では厳しいという方もいるかもしれません。

そのような方は、専門学校で総合的に知識や技術を高めるのがおすすめです!

SHOW!のサウンドクリエイター科であれば、サウンドクリエイターに必要な知識やスキルを体系的に身につけられます。

作曲に必要なコードやスケールなどの理論をはじめ、MIDIやDAWの使い方やレコーディングの技術も学べます。

また、校内のスタジオにはプロユースの機材も準備されているので、実践的な経験を積むことができます!

 

さらに、一流クリエイター・プロデュースユニットとの連携授業やオリジナル作品のサブスク配信、CMなどへの楽曲提供のチャンスが豊富にあり、在学中からキャリアをスタートすることが可能です。

 

この記事でサウンドクリエイターに興味が沸いた方は、ぜひ以下をチェックしてみてください。

 

 

サウンドクリエイター科ってこんな感じ▼

https://youtube.com/shorts/Ap9Z6TTAf60?feature=share