感染対策を講じて1年ぶりの軽音技術講習会を開催!!
2021年3月28日(日)、上越総合技術高等学校にて「新潟県高等学校軽音楽連絡会 技術講習会」が開催された。この技術講習会には、上越総合技術高校・糸魚川高校・糸魚川白嶺高校・新井高校の4校から14バンド、計56名の高校生が参加した。
上越エリアの軽音楽部・軽音楽同好会は新潟県の中でも部員数が多く、地域のイベントなどにも多数参加するなど、勢いがある地域だ。しかし、この1年間は新型コロナウイルスの影響もあり、部活動に様々な制限がかかることや、参加できていたイベントや大会が中止になるなど、活動が縮小されてしまっていた。
1年ぶりの技術講習会となる今回は、マスクの着用・検温・ソーシャルディスタンス・演奏中の教室人数制限、各顧問の協力体制など、感染予防対策を最大限に講じて開催された。
バンドメンバーとの演奏から技術の習得などの学びの他に、他校との部員とのコミュニケーションやパフォーマンスを見ることで、高校生にとってとても有意義な1日となったはずだ。
今回も新潟の音楽専門学校と楽器店が加わり高校生に指導を行った。
ヴォーカル・各楽器レッスンを国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校が担当し、基礎トレーニングを始めとした技術指導から、バンドアンサンブルのチェック、高校生たちの質問などに答えた。
楽器店からは、二葉楽器の佐藤氏が来校し、高校生たちの楽器の悩みを解消し、長く大切に楽器を使って行けるような楽器メンテナンス講義を行った。
主催者でもある上越総合技術高等学校、軽音楽同好会顧問の中嶋悟先生は「大きな声や息を出す音楽系の部活動が活動を制限されていますが、何とか感染対策を講じながら実施することができました。ちょうどこの期間に当たってしまった世代が、寂しい高校生活で終わってしまわないように、感染防止と部活動を両立させたいと思っています。地域のイベントやお祭りが中止され、演奏を披露する機会が減っている中、他校の演奏も見ることができる貴重な経験を積ませることができました。」のようにこの技術講習会について語った。
また、上越総合技術高等学校のバンド「.com」は「今回の講習会ではとても成長することができ有意義な会にすることができました。バンドでの演奏では具体的な改善点を挙げて頂き、良い演奏に一歩近づく道標ができました。パート別講習では、基礎から徹底的に教えてくださり、個人での技術などがワンランク上がりとても嬉しいです。これからも教わったことを糧に一人前のバンドマンになれるように頑張りたいです。」と技術講習会での成長を感じている。
今年6月12日(土)には、高田城址公園オーレンプラザのホールにて新潟県軽音楽大会の県大会が開催される予定だ。1年前にはコロナの影響で中止となってしまったこの大会だが、高校生たちは久しぶりの大きな会場でのライブ演奏をとても楽しみにしている。
コロナ禍でも感染対策を講じながら奮闘するこの上越エリア軽音楽部・軽音楽同好会だが、バンドメンバーと練習を重ねてさらに成長した高校生たちの大会での活躍にぜひ期待をしたい。